2024 年 11月 25日 (月)
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韓国防衛産業“中東展示会”に拍車…年内エジプト、年明けサウジ

空軍特殊飛行チームのブラックイーグルスとエジプト空軍特殊飛行チームのシルバースターズの友情飛行(空軍提供)(c)news1

韓国主要防衛産業メーカーが年末と年明けに中東の大規模防衛産業展示会に総出動し、大々的な輸出マーケティングに乗り出す。エジプトとサウジアラビアはそれぞれ今月、来年2月に防衛産業展示会を開催する。両国とも中東の中核的な国家であり主要防衛産業市場で、防衛産業企業が力を入れる。

ハンファエアロスペース、KAI、LIGネクスワン、SNTモチーフなど国内主要防衛産業企業は7日までエジプトカイロで開かれた「エジプト国防エキスポ(EDEX)2023」に参加した。EDEXはエジプト政府が後援する防衛産業展示会で、2018年の第1回エキスポ以後、隔年ごとに開催される。2020年の第2回エキスポは新型コロナウイルス感染で延期され2021年に開かれ、今年の行事が3回目だ。今年のEDEXには400社以上の防衛産業会社が参加し、3万5000人以上の関係者が訪問する予定だ。

エジプトは中東・アフリカ地域で最も強い国防力を持つ国と評価され、世界的な武器輸入国である。ストックホルム国際平和研究所(SIPRI)の報告書によると、エジプトは2018~2022年の世界兵器輸入量の4.5%を占め、世界全体の6位に上がった。韓国経済人協会が7月「グローバル4大防衛産業輸出国跳躍課題」報告書を出し、インド、サウジとともに国内防衛産業企業が進出すべき新市場としてエジプトを挙げた経緯がある。

エジプトは主にロシア(41%)、フランス(21%)などから武器を輸入しており、まだ韓国企業の進出が活発な市場ではない。韓国企業は今回のEDEXで主要兵器体系を披露し、積極的なマーケティングに乗り出す。

特にKAIは現在、エジプト空軍の高等訓練機事業にFA-50で挑戦している。まず議論される物量は36機で、今後追加注文の可能性もある。KAIは今年、エジプト輸出を最優先課題にして努力してきており、現在交渉が大詰めの段階だという。

ハンファ・エアロスペースもエジプトを中東市場の主要拠点としている。ハンファエアロスペースは昨年2月、エジプトにK9自走砲とK10弾薬運搬装甲車などを供給する2兆ウォン規模の「K9パッケージ輸出」契約を締結した。このため、K9自走砲とK10弾薬運搬装甲車、K11(仮称)射撃指揮装甲車をエジプト陸軍と海軍に供給し、現地生産を支援する。ハンファエアロスペースは円滑な事業進行のため、エジプト現地にも事務所を置いた。

(c)news1

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