2026 年 3月 31日 (火)
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韓国防衛産業の主導権争い…現代系とハンファがKDDX受注で最終対決

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韓国型次期駆逐艦(KDDX)および陸軍の多目的無人車両事業の受注をめぐり、現代グループ系とハンファグループが最終局面の攻防を繰り広げている。結果は韓国防衛産業の勢力図を左右する可能性があり、注目が集まっている。

防衛事業庁は「KDDX詳細設計および1番艦建造」事業を公告した。事業費は約8821億ウォン(約970億3100万円)で、5月に入札と評価を経て、7月ごろに優先交渉対象者が決定される見通しだ。

KDDXは約6000トン級のイージス駆逐艦6隻を国内技術で建造する計画で、総事業費は約7兆8000億ウォン(約8580億円)に達する。

入札にはHD現代重工業とハンファオーシャンの2社のみが参加可能とされる。

HD現代重工業はすでに基本設計を受注し、イージス艦建造の実績で優位に立つ。一方、ハンファオーシャンは潜水艦技術や価格競争力を強みに巻き返しを図る構えだ。

ただし、過去の設計資料流出問題や評価基準を巡る公平性論争が続いており、結果次第では波紋を呼ぶ可能性もある。

一方、陸軍の多目的無人車両事業(約496億ウォン、約54億5600万円)でも競争が続く。

現代ロテムとハンファエアロスペースが対決しているが、ハンファ側は性能確認評価を単独で完了したのに対し、現代ロテムは不参加となった。

現代ロテムが最終的に参加しない場合、競争入札の要件を満たさず不成立となる可能性もある。

両社の主力モデルは、現代ロテムの「HRシェルパ」(6輪電動・その場旋回・自動運転技術)と、ハンファの「アリオンスメット」(最高時速43キロ、100キロ走行可能)だ。

この事業は将来の大規模受注につながる可能性が高く、各社にとって戦略的な意味を持つ。

業界では「現代は製造基盤、ハンファはM&Aで急追」という構図の中、今回の受注戦が今後の主導権を左右するとみられている。

関係者は「KDDXは艦艇設計・建造能力、無人車両は自動運転やセンサー融合技術が勝敗を分ける」と指摘し、「今回の結果が韓国防衛産業の新たな転換点になる可能性がある」との見方を示した。

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