2024 年 10月 21日 (月)
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韓国防衛企業、ポーランドK2の2次輸出間近…アルメニアも「K-兵器」に関心

ポーランドの海軍基地に到着したK-2戦車とK-9自走砲(c)AFP/news1

韓国・現代ロテムとポーランド軍備庁による「K2戦車輸出のための第2次実行契約」が迫っているという。今回の実行契約は先の1次実行契約規模を超えるという観測が出ている。最近、欧州のアルメニアがK2戦車の導入に関心を持っていることがわかり、K2戦車の追加輸出も期待される。

現代ロテムは「年内」、早ければ「来月初め」に、ポーランド軍備庁とK2戦車輸出のための2次実行契約を締結するという。2次契約は2022年8月のK2戦車1000台輸出契約の後続措置だ。当時、契約後、現代ロテムはポーランドにK2戦車180台を納品する4兆5000億ウォン(約4900億円)規模の1次実行契約を締結し、今月までに46台を納品した。現代ロテムは来年までに1次契約分をすべて納品する計画だ。

2次契約は1000台のうち、1次契約分180台を除いた820台が対象だ。このうち、1次契約と同様の180台を納品する契約が締結されると見られる。ただし、契約規模は性能改良、現地生産などにより1次契約より大きくなりそうだ。業界では6兆ウォン(約6540億円)以上になるという観測が出ている。

2次契約からはポーランド軍の意見を反映した改良型モデルであるK2PL(K2 Poland)が納品される。敵軍の対戦車兵器を探知・破壊するハードキル能動防護装置、上部に装着された砲塔を無力化できる遠隔射撃統制体系などが搭載されるという。

生産もポーランド現地で進められる。現代ロテムは7月、ポーランド現地の国営防衛産業グループPGZとK2PL生産・納品事業のための新規コンソーシアム合意書を締結し、最近は維持・補修(MRO)と技術移転契約を進めている。現地生産はK2戦車を活用した救難戦車(K2PL ARV)、架橋戦車(K2PL AVLB)、工兵戦車(K2PL CEV)などに拡大する可能性も高い。

K2戦車の輸出拡大の可能性も予想される。アルメニア国防相が先月、韓国を訪問し、K2戦車購入の可能性を検討したという。ロシア製T-80U、T-72戦車を多数保有しているアルメニアは、老朽化した戦車の交替を推進しながら、性能が優秀で相対的に価格が安い韓国製兵器に目を向けている。

(c)news1

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