2025 年 10月 11日 (土)
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韓国銀行所蔵・美術品に「親日」作家の作品5点…国会で「処分の是非」問う声

シム・ヒョングの作品「水辺」=韓国銀行ホームページ(c)news1

韓国の中央銀行である韓国銀行が所蔵する美術作品の中に、親日行為で議論のある作家の作品が少なくとも5点含まれていることが明らかになった。

国会企画財政委員会所属のチャ・ギュグン議員(祖国革新党)はこのほど、韓国銀行から提出を受けた資料を公表し、同行が所有する美術品のうち親日論争のある作家の作品として、▽キム・ギョンスン(金景承、1915~1992)の「家族」(鑑定価額8000万ウォン、1987年取得)▽キム・インスン(金仁承、1911~2001)の「春調」(同1000万ウォン、1967年取得)▽ノ・スヒョン(盧壽鉉、1899~1978)の「秋江漁翁」(同1000万ウォン、1967年取得)▽パク・ヨンソン(朴泳善、1910~1994)の「郷土」(同4000万ウォン、1959年取得)▽シム・ヒョング(沈亨求、1908~1962)の「水辺」(同3000万ウォン、1959年取得)――を挙げた。

韓国銀行は1950年代から、経済的に困窮していた国内芸術家を支援する目的で美術品を収集してきた。作品の購入は2024年まで継続して実施されている。

チャ・ギュグン議員は「韓国は痛みの歴史を持つ国である以上、韓国銀行は今後美術作品を購入する際、歴史的背景と国民感情を十分に考慮して取得すべきだ」と述べたうえで、「2025年の国政監査では、同行が現在所有している親日作家の作品を今後どのように扱うのか、処分の是非を問う」と話した。

(c)news1

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