
韓国の造船業(K-造船)の輸出が、2025年に3年連続で増加し、320億ドルを記録した。2018年以来の最高実績となり、2021年から始まった「スーパ―サイクル(超好況期)」の本格的な恩恵が現れた格好だ。
特にLNG運搬船を中心とした高付加価値船舶の発注増と、世界的な船価上昇が、輸出拡大を後押ししている。業界では、2026年以降も好調な輸出・受注トレンドが続くと見込まれている。
韓国産業通商資源省によると、2025年の造船輸出額は前年の256億ドルから25%増加し、3年連続の増加となった。
背景には、2021年以降のコロナ禍やロシアのウクライナ侵攻に伴う海上物流量の急増がある。これを受け、コンテナ船やLNG船の発注が一気に拡大。特にカタールLNGプロジェクトの本格始動により、LNG運搬船の大量受注が実現した。
また、船価の上昇も追い風となった。英クラークソン・リサーチの新造船価指数(1988年=100)は、2021年上半期の139から2023年上半期には171に上昇。これは造船各社の収益改善にもつながっている。
HD韓国造船海洋は2025年1~3Qの営業利益は前年比206.6%増の約2兆8666億ウォン、ハンファオーシャンは同1235.4%増の9201億ウォン、サムスン重工業は同72.3%増の5660億ウォンと、韓国造船ビッグ3はいずれも好業績を記録している。
HD韓国造船は年間受注目標を上回る181億6000万ドルを受注。ハンファオーシャンも前年の実績を上回る98億3000万ドルを確保。サムスン重工業も79億ドルと前年を上回る結果となった。
今年も米国のLNGプラント増設、非ロシア産LNG需要の増加などからLNG運搬船の大型発注が続く見通しだ。
LS証券のイ・ジェヒョク研究員は「2028年後半から2029年納入を目標としたLNG船発注が再開しており、米国の液化プラント拡張と連動して2026年の受注も再点火されるだろう」との見方を示した。
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