韓国通信大手KTはこのほど、電子メールハッキングを効果的に防御するため人工知能(AI)技術を活用した電子メールセキュリティソリューションを商用化した。
新開発されたのはAI知能型持続脅威(APT)分析技術を導入したソリューション。知能化や自動化でメールを精密に分析し、脆弱性に食い込む新型APTハッキング攻撃を防御するのが特徴だ。
核心であるデータベース(DB)は、KTのAIプラットフォームを通じて分析した年間2億件以上の電子メールデータに基づいている。
KTはAPT攻撃を効果的に防御できるよう、1日平均10件余りの新型または変種APT攻撃に対するDBを作り、ソリューションをアップデートしている。
しかも、KTのソリューションは、悪性ファイルのコードをイメージに変換して悪性コードのパターンと照合する処理方式のため、通常のソリューションより悪性コード探知速度が最大180倍速いという。
KTエンタープライズサービスDXのミン・ヘビョン本部長(常務)は「KTのAI技術をAPTソリューションだけでなく、今後はEDR(エンドポイント探知対応)、ネットワークセキュリティ装備、クラウドセキュリティなどに融合させ、国内セキュリティ市場の競争力向上に寄与したい」と話している。
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