2024 年 11月 27日 (水)
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韓国農業で増える「亜熱帯果物」栽培…天候不良でブドウ・チェリーの輸入減

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韓国で今年上半期、自由貿易協定(FTA)締結国からの輸入額が前年同期比で3.2%減少し、184億6000万ドル(約2兆7540億円)に達した。特に天候不良の影響で、ブドウとサクランボの輸入量が前年に比べて10%以上減少した。

韓国農村経済研究院(KREI)が発表した「FTA締結国の農畜産物輸出入動向」によると、今年上半期のFTA締結国からの輸入額は、全体の85%を占める184億6000万ドルだった。

このうち果物の輸入額は、前年同期比で16.9%増加し、6億6750万ドル(約995億円)だった。主要な輸入果物はオレンジ、ブドウ、キウイ、サクランボで、主に南米からのブドウとサクランボの輸入は減少した。ペルーは天候不良に見舞われ、チリは15年間続いた干ばつと集中豪雨の影響を受けた。

一方で、キウイの輸入量は前年同期比40.3%増加し、2万9000トンに達した。オレンジの輸入量も12.5%増加し、8万トンとなった。

気候変動は韓国の農業にも直接的な影響を与えており、亜熱帯果物の栽培地域が広がっている。今後、二酸化炭素輩出を抑えた低炭素農法の導入や、デジタル技術を活用したスマート農業の推進などの対策が指摘され、韓国の農業機関も新たな農業対応体系の構築を進めている。

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