
中東情勢の悪化を受け、韓国政府の支援により現地に滞在していた韓国人204人ら計211人が15日、韓国へ無事帰国した。
同日午後、京畿道城南のソウル空港に到着した空軍の多目的輸送機KC-330「シグナス」には、中東地域に滞在していた韓国人204人のほか、外国籍の家族5人、日本人2人が搭乗していた。
搭乗者は韓国時間15日午前4時10分ごろ、サウジアラビアのリヤドを出発。タイ・バンコクを経由するなど約14時間の飛行を経て韓国に到着した。
幼い娘を抱いて帰国した女性は「ここ1~2日でドローン迎撃の音が頻繁に聞こえ、状況はかなり悪化していた」と語った。夫は現地で仕事を続けているため出国できず、子どもと義理の両親だけを連れて帰国したという。
女性は「政府の配慮のおかげで、これまで乗ったどの飛行機よりも快適で安全に帰って来ることができた」と感謝を示し、「現地に残っている人たちも早く安全に避難してほしい」と涙ぐんだ。
搭乗していた日本人女性も「中東の情勢は日に日に悪化しており、毎日安全な場所に移りたいと思っていた。韓国政府の助けで帰国でき本当に感謝している。やっと安心できた」と話した。
子ども2人と帰国した別の女性は「現地ではミサイル攻撃を何度も目撃し不安だったが、飛行機に乗った瞬間ほっとした」と語った。夫はバーレーンで働いているため、家族だけが先に避難したという。
空港では帰国者の家族が出迎え、輸送機が着陸して遠くに家族の姿が見えると涙を流す人も多く見られた。
サウジアラビアで働く娘を迎えに来た男性は「何度か帰国を試みたが航空便がなく、軍の輸送機でようやく帰って来られた。本当にありがたい」と話した。
現場にはアン・ギュベク(安圭伯)国防相ら国防省と外務省の関係者が多数訪れ、帰国者を迎えた。
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