
北朝鮮住民2人が乗った小型木船が黄海の北方限界線(NLL)を越えて漂流し、韓国軍に発見されたことが確認された。国防省などによると、軍は今月初め、黄海で漂流中の小型木船1隻を発見し、海洋警察など関係機関と連携して、彼らの身柄を確保した。
国家情報院など関係当局が合同で聴取した結果、この2人は船の故障により漂流し、誤ってNLLを越えてしまった可能性が高い。関係当局は、彼らが明確な亡命の意思を示していない点などを考慮し、北朝鮮への送還の可否を協議中だという。
ムン・ジェイン(文在寅)政権当時の2019年7月にも、北朝鮮の船が航路の誤り、日本海のNLLを越え、韓国軍に発見されたことがある。乗っていた住民は北朝鮮に戻る意思を示し、関係当局は開城の南北共同連絡事務所を通じて北朝鮮に通知文を送り、約40時間後に北朝鮮へ送還した経緯がある。
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