韓国軍部隊で最近、米動画配信大手ネットフリックス(Netflix)のシリーズドラマ「イカゲーム」を活用した政訓教育(軍人に対する愛国思想教育などを指す)が試みられた。
陸軍首都機械化歩兵師団稲妻旅団が24日、「最近、人気を集めたドラマ『イカゲーム』をモチーフに、ドラマの中の6つのゲームを精神戦力教育に合わせて再構成した教育を実施した」と紹介した。ゲーム技法を使って参加者の関心を誘導する「ゲーミフィケーション(Gamification)」の活用だ。
朝鮮戦争をテーマにした今回の教育では▽制限時間内に板門店(パンムンジョム)に教補材を製作する▽チーム単位で精神戦力の問題を当てさせる――といったゲームが実施された。
師団が制作した教育用ジェンガと、内容を理解してこそ解ける教育資料が活用された。将兵が自ら学習・行動・褒賞する方式を組み合わせて、面白さと教育効果を最大限に高めた、と稲妻旅団は説明している。褒賞休暇証と多様な商品、ドラマの衣装活用なども、将兵たちの肯定的な反応を引き出した。
この教育で総合1位になったイ・ガンチャン上等兵は「ドラマの状況を組み合わせたメンタルヘルス教育が本当に面白かった。互いに協力しながら戦友愛を育て、精神力も強化する有益な時間だった」と感想を述べた。
稲妻旅団は「MZ世代の将兵たちの特性に合わせた自己主導学習方式を適用し、集中度を高めたという点で意味がある」と述べた。
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