韓国陸軍本部は2日、米宇宙企業「スペースX」が手掛けるような再使用型ロケットの開発に向けた研究に着手したと発表した。
主な研究内容は、種類別の再使用・使い捨てのロケットについての開発費用、発射費用、運営維持費用など。再使用型ロケットを活用した国家▽軍事目的の新規衛星の打ち上げ▽寿命を迎えた衛星の代替▽寿命延長のための再使用型ロケットの効用――などが研究の対象となる。
また、東南アジア諸国の衛星打ち上げ市場の分析▽空中・海中ロケットと比べた地上基盤の再使用型の効用性▽移動式発射車両(TEL)をいかに進化させるか――なども研究内容に含まれた。
再使用型ロケットを活用する際、打ち上げ基地敷地(安全性含む)や貯蔵施設、人材養成、教育・訓練、国家施設と連携した軍用施設の運営方法なども課題となる。
陸軍は研究背景について「衛星が敵国に攻撃された場合や、寿命を迎えて衛星を取り替えるための投資が必要だ。この時、使い捨て・再使用型ロケットについて、政策・安保・費用的側面から効用を比較し、より効果的なロケット確保における戦略が必要だ」と説明した。
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