韓国軍がキャニスター(発射筒)から打ち上げる偵察無人機を試験的に運用していることが確認された。システムの有効性が確認されれば、今後、揚陸艇や艦艇、ヘリコプターから、偵察無人機だけでなく攻撃無人機を発進させるために使われるという観測が出ている。
防衛事業庁によると、陸軍は現在、キャニスター発射型偵察無人機6機を試験運用している。このうち3台は地上から、残りの3台は4輪駆動ピックアップトラックからキャニスターを使って発射する方式だ。
キャニスター発射型偵察無人機は2021年6月、迅速試験獲得事業に選定され、今年中旬、陸軍に納品された。試験運用期間は6カ月で、来年2月ごろには有効性に対する評価が出る予定だ。
キャニスターから発射される無人機は時速120km以上で離陸し、運用空間や振動、ローリング、風力などさまざまな制約を克服できる長所がある。
試験運用中のキャニスター発射型無人機の大きさは両翼長1.2メートル、胴体長1メートル程度で監視・偵察任務を遂行できるよう電子光学・赤外線カメラも装着している。
この無人機は平地や山地から発射して1時間以上飛行でき、任務を終えれば離陸地点に自ら戻る機能も備えている。
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