韓国で観光旅行中に服と靴を盗んだとして特殊窃盗などの罪に問われてたべトナム人の兄(42)と妹(35歳)に対し、ソウル南部地裁は8日、いずれも懲役6月の判決を出した。2人は行方不明で、被告欠席のまま判決が言い渡された。
判決によると、2人は2018年2月3日午後9時ごろ、ソウル市永登浦(ヨンドゥンポ)区の複合ショッピングモール衣類売り場で靴や服を盗んだ。
兄が準備してきたビニール袋に衣類を選んで入れ、受け取った妹が持ち込んだ荷物を装って売り場を抜け出した。盗難警報器で探知されないよう、兄が未払いの衣類を警報器近付けて反応させ、妹が逃げるのを助けていたという。
同月7日午後5時ごろにも、同じ売り場で同様の手口で66万8000ウォン(約7万7138円)相当の衣類12点を盗もうとしたが、発覚して未遂に終わった。
捜査当局が被告2人の所在を把握できず、公判は被告不在で2回開かれた。
刑事訴訟法第63条によると、被告の住居、事務所と現在地がわからない場合、公示送達を経て裁判手続きが進られる。
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