韓国の製薬バイオ企業各社は昨年、世界的な景気低迷やエンデミックの影響をもろともせず、史上最高の業績を記録した。エンデミック以降、新型コロナウイルス感染特需を享受したグローバルビッグファーマの実績が相次いで下落したのとは対照的だ。
国内製薬バイオ企業は、好調な輸出と積極的な研究開発(R&D)投資によって業績が好転しているとみられる。
サムスンバイオロジクスは昨年、連結基準の営業利益が1兆1137億ウォン(1ウォン=約0.1円)で、業界1位を記録した。国内製薬バイオ企業の営業利益が1兆ウォンを超えたのは今回が初めて。
サムスンバイオロジクスはファイザー、ノバルティスなどのビッグファーマと大規模委託生産契約を締結し、昨年の受注額は3兆5000億ウォンに達した。
バイオ企業を除いた伝統製薬会社の中では、鍾根堂が2466億ウォンの営業利益を記録し、過去最大規模となった。韓美薬品も昨年2207億ウォンの営業利益を記録した。
(c)news1