
アラブ首長国連邦(UAE)に輸出された韓国製の中距離迎撃システム「天弓Ⅱ(M-SAM)」が、中東情勢の緊迫化の中で実戦投入され、イラン製ミサイルの迎撃に使用されたことが分かった。韓国の輸出武器体系が実戦で使用されたのも、天弓Ⅱが実戦運用されたのも今回が初めてとされる。
政府関係者によると、UAEに一部実戦配備されている天弓Ⅱの砲台は先週末以降、イランによるミサイルやドローン攻撃を防ぐため稼働したという。
イランは米国とイスラエルから攻撃を受けた後、UAEに駐留する米軍基地などを標的に弾道ミサイル攻撃を実施した。
これに対しUAEは、天弓Ⅱを含む防空システムを作動させ、迎撃を実施した。
UAE軍の防空網は、米国製パトリオット、イスラエル製アロー、韓国製天弓Ⅱなど複数のシステムで構成されている。
開戦初期におけるイラン弾道ミサイルに対するUAE防空体系の総合迎撃率は90%以上とされ、天弓Ⅱの迎撃率も同程度の水準に達していると伝えられている。
UAE国防省は2022年1月、約35億ドル規模で天弓Ⅱの導入契約を締結した。契約した10個砲台のうち、現在までに2個砲台が現地に配備されている。
天弓Ⅱの1個砲台は発射機4基、レーダー、交戦統制所などで構成される。迎撃高度は15キロ以上、有効射程は約20キロとされる。
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