韓国のMZ世代(1980年代半ばから2010年ごろまでに生まれた世代)の10人に8人は「コミュニケーション型」リーダーシップを好むことが、全国経済人連合会の調査で明らかになった。就職したい企業の条件では、ワークライフバランス(仕事と生活のバランス)の保障を最優先する傾向も表れた。
同会はMZ世代827人を対象に「企業認識調査」を実施。その結果、回答者の77.9%は好ましい経営陣のタイプに「コミュニケーション型」を挙げた。カリスマ型と委任型はそれぞれ13.9%、8.2%だった。
また、企業イメージ向上には「社員間の意思疎通の強化」(37.2%)が必要だと答えた。これに積極的な投資や雇用創出(29.7%)、良い製品とサービス生産(24.7%)などが続いた。
調査対象者は、年俸よりワークライフバランス(36.6%)を保障する企業への就職を希望した。月給(29.6%)と定年保障(16.3%)より高い割合だ。個人の暮らしを重視するMZ世代の傾向が反映された結果といえる。
同会関係者は「MZ世代は企業の伝統的な役割だけでなく、構成員間のコミュニケーションを重視する。企業は積極的にコミュニケーションに乗り出すべきだろう」と指摘している。
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