韓国航空業界が国際線旅客数の回復を足がかりに、新規の人材採用、路線増便などを通じ、新型コロナウイルス感染以前の水準に戻そうと懸命になっている。
大韓航空は最近、新型コロナで中断していた一般職社員の公開採用の扉を3年ぶりに開いた。大韓航空はホームページを通じて今月30日までに100人余りの新入・経験者社員の志願書を受け付ける。
同社は整備・運航部門の人材をコロナ以前の水準まで段階的に補充する一方、今回の一般職社員採用とは別に100人以上の客室乗務員の採用なども進めている。
大韓航空関係者は「アシアナ航空との統合に備え、コロナ以後の未来への持続成長の基盤を強化するため、分野別に専門性と能力を持つ優秀な人材採用に乗り出した」と説明した。アシアナ航空も来年の新規採用を検討している。
格安航空会社(LCC)業界も新規採用の扉を開いた。ティーウェイ航空は7月、90人余りの客室乗務員を新規採用した。このうち、60人の新人乗務員は10月に入社し、9週間にわたる基本教育などを受け、今月中旬に正式乗務員として乗務を始めた。ジンエアーも10月、40人余りの航空整備職新入インターン・経験者採用に乗り出した。
コロナで直撃を受けた国内航空会社が再び採用に乗り出したのは、主要国の防疫緩和と日本でのビザなし旅行などに支えられ、国際線旅客数が急速に回復しているためだ。
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