総選挙を約1カ月後に控えた韓国で世論調査が頻繁に実施され、この1カ月間に中央選挙世論調査審議委員会に登録されたものだけでも373件に達した。しかし、その結果には大差があり、専門家は極端に目立つ調査結果は排除して候補の状況を分析するよう促している。
専門家がまず指摘するのは調査方法の違い。代表的なのは電話面接とARSで、電話面接は回答者が音声で答え、ARSは機械音での質問に回答者が番号を押して答える。
一般的に電話面接がARSより信頼度が高いとされている。ARSは煩わしいため応答率自体が低いという限界がある。また、政治に関心のある層がARS調査に応じる場合が多く、中道や関心のない層の意見は反映が難しいとみられている。
専門家は「多数ある世論調査のうち極端な値は除いて調査結果を読んだ方がいい」と口をそろえた。有権者の混乱を低減するには、最も低い数値と高い数値を除いて調査結果を受け入れる必要があるとしている。
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