2024 年 11月 24日 (日)
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韓国移動通信3社、ボイスフィッシング防御のAIサービス開発を検討

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SKテレコム、KT、LGユープラスの韓国移動通信3社が、政府のボイスフィッシング犯罪状況の音声データの提供を受け、より精巧にボイスフィッシングを防御できるAIフィッシング防止サービスの開発を検討している。特にLGユープラスが最も積極的にサービス開始の意志を表明したことがわかった。

政府は14日、「AI時代の原油」と呼ばれるデータの流通と活用向上のための「データ経済活性化推進課題」を発表した。

公的データの開放を拡大し、AI学習データ市場を活性化するという趣旨だが、この中に金融ボイスフィッシング犯罪音声データも含まれている。金融監督院が保有しているボイスフィッシング犯罪音声状況データを民間に提供し「ボイスフィッシング犯罪危険性警告アプリ」など、公益的AIサービス開発を支援すると説明した。

ボイスフィッシングは犯行対象者に電話をかけて政府機関などを詐称しながら送金を要求したり、特定個人情報を収集する詐欺手法をいう。ボイスフィッシングは最初の被害が申告された2006年以後、16年間、被害が増加し続けている。警察庁の統計によると、ボイスフィッシング犯罪は昨年1年間だけで2万1832件発生し、被害額も5438億ウォンに達する。

このような状況を受け、政府は金融監督院が保有しているボイスフィッシング犯罪状況の音声データ約3万件を通信会社など民間企業に提供することにした。企業はこれを活用し、ボイスフィッシング犯罪の危険性を警告するAIサービスアプリなど、新たな事業モデルを開発することができる。

この間、公共機関が保有している音声データの公益的活用は不可能だったが、今回の政府政策推進で個人の身元が把握できないよう安全措置をした公共機関の音声データも活用できるようになる。

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