韓国国民の9割以上が考える「最も深刻な社会葛藤」が、「(韓国政界の)進歩派と保守派の葛藤」であることがわかった。
韓国保健社会研究院(保社研)の報告書に掲載された「2023年社会葛藤と社会統合実態調査」によると、調査回答者の92.3%が「進歩派と保守派の葛藤」を「最も深刻な社会葛藤」に挙げた。2018年調査時(87.0%)と比べ、5.3ポイント上昇した。
政治的性向による交際の意向を尋ねたところ、回答者の58.2%が、政治的性向が異なる人とは恋愛・結婚ができないと答えた。
こうした回答は、男性(53.90%)より女性(60.9%)が多く、青年(51.8%)より中高年(56.6%)や高齢者(68.6%)で多かった。
政治的性向が違うと「友人・知人との酒席も囲めない」と答えた人は33.0%だった。71.4%は政治的性向が違うと「市民・社会団体活動を共にしない」と回答した。
他にひどい社会葛藤としては、正規職と非正規職間の葛藤(82.2%)、労使の葛藤(79.1%)、貧富の葛藤(78.0%)、大企業と中小企業間の葛藤(71.8%)、地域の葛藤(71.5%)――の順で多かった。
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