2025 年 11月 29日 (土)
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韓国発グアム路線、観光不振で入札ゼロ…航空各社が敬遠

(c)Reuters/news1

かつて人気だった韓国発グアム便が、観光客減少を背景に不人気路線へと転落している。韓国の公正取引委員会は大韓航空とアシアナ航空の合併に伴う独占回避策として、仁川-グアムや釜山-グアムなど6路線の移管先を募集したが、グアム路線だけ応募ゼロに終わった。

2025年1~10月のグアム往復乗客数は64万7739人で前年比7.0%減。便数は3.9%増えて4034便と供給過剰が顕著だ。2019年同期比では回復率52.1%にとどまり、国際線全体がコロナ前水準を超える中、グアムの不振が際立つ。

背景には2023年のスーパー台風による施設被害と復旧の遅れ、東南アジア新興リゾートとの競争、ドル高ウォン安による物価高がある。2023年のグアムのインフレ率は過去最高の8.7%に達した。

公取委は構造的措置として代替航空会社への路線譲渡と、引き継ぎまでの座席供給維持を指示。これにより大韓航空は仁川-グアム便を週21便まで増便し、LCC各社も増便したが、乗客数は伸びず赤字が続く。済州航空やティーウェイ航空は既に撤退した。

入札不成立を受け、大韓航空グループは不採算状態での運航継続を強いられている。公取委は早期の路線移管を進めるとしている。

(c)news1

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