2025 年 7月 23日 (水)
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韓国特別検察、前ファーストレディ「ダイヤモンドの首飾り」領収書を確保

旧統一教会本部(c)news1

韓国のユン・ソンニョル(尹錫悦)前大統領の妻キム・ゴニ(金建希)氏を巡る疑惑を捜査中の特別検察チームが、世界平和統一家庭連合(旧統一教会)関係者からキム・ゴニ氏に渡されたとされるダイヤモンドの首飾りに関する領収書を確保したことが分かった。

法曹関係者によると、特別検察は旧統一教会世界本部の元本部長が、シャーマン「乾真法師」として知られるチョン・ソンベ被告を通じて教団の懸案事項を依頼する目的で、キム・ゴニ氏に推定6000万ウォン(約700万円)相当の高級宝飾ブランド「グラフ」のダイヤモンドの首飾りを贈ったとし、その領収書を押収した。

旧統一教会は同日発表した声明で「問題となっている首飾りの購入資金は教団の資金ではない」と否定したうえ「該当の資料は家宅捜索以前にすでに特別検察に提出している」と主張した。

しかし、かつて「統一教会のナンバー2」と呼ばれた元本部長は2022年4月から8月にかけて、キム・ゴニ氏に6000万ウォン相当のグラフの首飾りと1000万ウォン(約120万円)相当のシャネル製ハンドバッグ2点を渡したとされており、その見返りとして、カンボジア・メコン川開発支援、韓国放送局YTNの買収、国連第5事務局の韓国誘致、大統領就任式への招待、教育相の旧統一教会イベント出席といった5項目の協力を求めたと伝えられている。

旧統一教会は、元本部長によるこれらの行為について「個人的な動機と行動であり、教団とは無関係」と線を引いてきた。

だが、元本部長側は同日、「実際の領収書は、本部事務所を特別検察が家宅捜索した際に確保された」として教団側の主張を真っ向から否定した。さらに「これは教団組織のレベルで当該記録が管理されていたことを示すものであり、単なる個人の逸脱と片付けるには無理がある。なぜその領収書が本部に保管されていたのか説明が必要だ」と主張した。

(c)news1

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