2024 年 10月 30日 (水)
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韓国物流競争力、初の20位圏内…「位置追跡・定時性は下落」

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大韓商工会議所が世界銀行の今年の物流成果指数(LPI)報告書を分析したところ、韓国の物流競争力が2018年の25位から17位に上がったことがわかった。20位以内に入ったのは初めてだ。

LPIは、各国の物流競争力を見極める代表的な指標。世界銀行が160あまりの国・地域の▽通関▽物流インフラ▽運賃算定の容易さ▽物流サービス▽貨物追跡▽定時性――の6項目から策定し、2年ごとに発表している。新型コロナウイルスの時期には調査がなく、今回は2018年以来の発表だった。

アジア圏ではシンガポール(1位)、香港(7位)、日本と台湾(13位)、中国(19位)が20位圏内だった。

この10年間、韓国の指数を項目別に見ると、通関が7位、物流インフラが9位に上昇した。釜山(プサン)港はコンテナ物流量処理で世界7位、仁川(インチョン)空港は国際貨物処理実績で世界2位となり、韓国は世界水準の物流インフラを保有していると評価された。

その半面、貨物追跡(23位)▽定時性(25位)▽運賃算定の容易さ(26位)▽物流サービス(20位)――はいずれも20位圏外だった。特に10年前と比べ、貨物の位置追跡は2ランク、予定期間内に貨物を引き渡す定時性は3ランク下落した。

大韓商工会議所の関係者は「人工知能、無人配送など物流産業のデジタル転換が加速化し、新たな市場創出や市場優位を先取りするための競争が激しくなっている。政府も果敢に規制を改善し、民間は自動化・スマート化技術開発や商用化への投資を拡大しなければならない」と話した。

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