価格はそのままに内容量を減らして販売する「シュリンクフレーション」が韓国で横行する中、オンラインショッピングモールでも1セットの個数や包装だけを変えた、消費者にわかりにくい販売形態がはびこり始めた。
CJ第一製糖はネイバーショッピング「ブランドストア」でユッケジャン500グラムを1個3980ウォン(1ウォン=約0.115円)で販売しているが、6個をまとめた商品だと3万2880ウォンになる。
ばらで6個買うと2万3880ウォンなのに、6個セットだと9000ウォンも高くなるのだ。牛肉わかめスープ、ソルロンタン、クッパなども同じ方式で販売されている。
紙おむつメーカーのハギーズは、パンツ型おむつ52枚の商品を2パック4万8900ウォン、4パック10万5900ウォンで販売しており、4パックを1つ買うより2パック2つのほうが安くなる。
最近ではメーカーがパッケージと重量だけを変えてネットで販売する例も散見され、価格の比較を難しくしているという指摘がある。
韓国消費者院は、同一販売者の複数個セットの商品が単品(1個)を同じ数だけ買った時より高い場合、消費者の錯覚やミスを誘発しかねないと見ている。いまや流通業の売り上げの半分はオンラインが占めているだけに、オフライン売り場のように単位価格表示制を導入すべきだとの声も上がっている。
(c)MONEYTODAY