
韓国海軍が所有するホテル結婚式場が、2012年以降13年間にわたり随意契約で同一業者に独占運営されてきたことが判明した。業者の領収書に多数の海軍現職・OBの名前が記載されていた疑いが浮上し、海軍は捜査機関に捜査を依頼した。
海軍によると、ソウル市永登浦区と慶尚南道鎮海の海軍ホテル結婚式場は2012年からそれぞれ同じ業者が運営しており、収益配分は業者70%、海軍30%の割合だったという。
海軍関係者は「受託者が使用用途を記録した領収書に、現職および退役した関係者の名前が挙がっており、真偽確認のため捜査を依頼した。結果が出れば法令に基づき措置する」と述べた。現職者が関与していれば軍内部で、退役者であれば警察など司法当局が処理する。
2024年に監査院が実施した監査では、領収書に記載された「歴代総長接待」154万ウォン分が、実際には業者家族の食事代であったことが判明し、返還措置が取られていた。ただ海軍は、この事例だけで領収書全体の真偽を断定できないとしている。
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