韓国海軍のイージス駆逐艦「栗谷李珥」(7600トン)が艦対空誘導弾SM-2の実射撃訓練に成功した。韓国艦艇を撃沈しようとする北朝鮮の巡航ミサイルの脅威に対抗し、海軍の艦対空誘導弾の交戦能力が立証されたのだ。
今回の実射撃訓練は米主導の海上軍事演習「環太平洋合同演習(リムパック)」の一環で、9日午前、ハワイの太平洋ミサイル射撃訓練場(PMRF)で実施された。
PMRFは兵器体系の研究開発と試験評価を支援する部隊で、韓国海軍は2004リムパックで駆逐艦「忠武公李舜臣」(4400トン)のSM-2実射撃訓練に初めて成功して以来、毎回、リムパックの時にSM-2実射撃訓練をしている。
今回の訓練は、海上に展開している栗谷李珥艦に向かって接近する敵誘導弾を模写した対空無人標的機をSM-2で対応するものだった。
栗谷李珥のキム・ボンジン艦長(大佐)の発射命令とともにイージスレーダー(SPY-1D)で探知・追跡された標的に向かって栗谷李珥の艦首に位置した垂直発射台からSM-2が1発、赤い火炎を吐きながら発射された。
間もなくSM-2は、対空無人標的機を空中で正確に打撃し、粉々に砕いた。今回、栗谷李珥の艦尾にはミサイル飛行情報分析機が設置された。SM-2の命中を正確に確認するためだ。
栗谷李珥は今回のSM-2実射撃により、敵航空機・誘導弾の対応状況発生時に標的探知・交戦手続きを熟達し、戦闘体系と誘導弾運用能力を向上することができたという。
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