韓国海軍が先月、米ハワイ近くの海上で実施したSM-2艦対空ミサイルの実射撃訓練の際、発射したミサイル2発のうち1発が目標物迎撃に失敗したことが確認された。
軍当局によると、米海軍主催の多国間海上訓練「環太平洋合同演習(リムパック)」期間中の先月14日、ハワイ周辺の海上で、韓国海軍の駆逐艦「世宗大王」と「文武大王」がSM-2ミサイルを1発ずつ発射し、巡航ミサイルを模写した標的を迎撃する訓練をした。
この際、世宗大王から発射されたミサイルは標的に命中したが、文武大王からのミサイルは飛行中に爆発した。海軍は「探知・追跡・発射手続きが正常に進行した中で、ミサイルが標的に向かって飛行中に自爆した」とし、米国側が原因を分析中と説明している。
海軍関係者は「迎撃失敗原因としては誘導弾欠陥、運用者の未熟など、さまざまな可能性がありう得る。分析には数カ月かかる」とみている。
リムパックは隔年で実施され、海軍は参加のたびにSM2の実射撃訓練を進めてきた。2016年でも世宗大王から発射した2発のSM-2のうち1発が外れたという。
©news1