歌手兼俳優イム・チャンジョン氏が最近、外資系「ソシエテ・ジェネラル証券」発の「株価暴落」の影響で、数十億ウォンの損害を被ったと主張し、これに伴う被害も雪だるま式に増えている。イム・チャンジョン氏が率いる企画会社「イエスアイアム(YES IM)エンターテインメント」は最近開催したオーディションの合格者を発表する予定だったが、これを先送りした。
このオーディションは、最終合格者に1人につき1億ウォン(約1000万円)の賞金を授与すると予告し話題を集めたオーディションだ。3月にオンラインで書類を受け付け、4月初めに1次オーディション合格者が発表された。同月中に2~3次対面オーディションを経て最終合格者をまもなく選抜する予定だった。だが最近、イム・チャンジョン氏が株価操作騒ぎに巻き込まれ、オーディション日程に影響が出ている。
イム・チャンジョン氏のリスクで今後、所属する5人組女性アイドルグループ「mimiirose(ミミローズ)」の活動をはじめ、事務所運営にも支障が生じると予想される。イム・チャンジョン氏は、自身の代表曲「焼酎一杯」をはじめ160曲の著作権を売った資金で、mimiiroseを結成し、昨年9月、歌謡界にデビューさせた。mimiiroseはデビューアルバム「AWESOME」発売以後、Vログなど自主コンテンツの公開以外には特別な活動をしていない。イム・チャンジョン氏は、それでもmimiiroseの活動は強行する考えだ。
イム・チャンジョン氏は最近コメントを出し、「専門的な金融知識が不足していたため、ステージではないこういうことで、私の名前が取り沙汰されている。金銭的な損害は別にしても、胸が張り裂けそうだ。すべての事実は調査を通じて明らかになることだろう。どんな調査でも誠実に臨む。憶測や悪意に基づく報道は自粛してほしい」と要請した。
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