2025 年 7月 21日 (月)
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韓国検察、旧統一教会への強制捜査に着手…韓鶴子総裁・元幹部の召喚も視野

18日午前、家宅捜索を受けた旧統一教会韓国本部ロビー(c)news1

韓国のユン・ソンニョル(尹錫悦)前大統領の妻キム・ゴニ(金建希)氏をめぐる疑惑を捜査中の特別検察チームが、世界平和統一家庭連合(旧統一教会)に対して大規模な強制捜査を開始した。旧統一教会世界本部「天正宮」(京畿道加平郡)やソウル市龍山区の旧統一教会韓国本部が家宅捜索の対象となり、天正宮では一時的な混乱も発生した。

捜査対象には、かつて「統一教会のナンバー2」とされた元本部長の自宅や携帯電話も含まれた。元本部長は2022年、シャーマン「乾真法師」として知られるチョン・ソンベ被告を介し、キム・ゴニ氏に高級ブランド品を贈り、教団の懸案について働きかけをした疑惑がある。請託内容は、カンボジアODA支援やYTN買収、大統領就任式招待、国連機関誘致、教育相の教団行事出席要請の5点とされる。

旧統一教会は元本部長の行動を「個人の逸脱」と主張し、すでに除名したと説明している。また、ハン・ハクチャ(韓鶴子)総裁が2008~2011年にラスベガスのカジノで600億ウォン相当を賭博したという疑惑も浮上し、当時の捜査に元本部長が介入した可能性もある。

特別検察は警察庁や春川警察署にも捜査を拡大。さらに野党「国民の力」議員の地元事務所や国会議員会館、自宅も家宅捜索した。

特別検察は今後、韓総裁や元本部長の召喚も視野に、旧統一教会をめぐる疑惑解明に本格的に取り組む。

(c)news1

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