観客100万人を突破した韓国のドキュメンタリー映画「建国戦争」によるバタフライ効果で、慶尚北道漆谷郡多富洞(キョンサンプクト・チルゴククン・タブドン)の戦跡記念館に建てられイ・スンマン(李承晩)元大統領の銅像が注目され始め、観覧客が増加している。
昨年7月、多富洞(タブドン)戦跡記念館にイ・スンマン元大統領の銅像がペク・ソンヨプ(白善燁)将軍とトルーマン元米大統領の銅像とともに建立された。
イ・スンマン氏の銅像は、民間の銅像建立推進の会が2017年に製作した。だが、設置場所が決まらず、慶尚北道と協議して多富洞典籍記念館に置かれることになった。
映画「建国戦争」が封切りされる前には、多富洞戦績記念館を訪れる観覧客の多くは、ペク・ソンヨプ将軍銅像の前で記念撮影をするのに、イ・スンマン氏の銅像はそのまま通り過ぎていた。だが、建国戦争が知られると、イ・スンマン氏の銅像を見るために記念館を訪れる人が増えるなど、変化の兆しが出てきた。
多富洞典籍記念館のファン・ナヨン運営チーム長(38)は「映画によってイ・スンマン氏の銅像を見つめる視線が変わってきた」と話している。
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