
朝鮮王朝第6代王・端宗を題材にした映画『王と生きる男』のヒットを受け、韓国江原道寧越郡が関連する観光資源の活用に本格的に乗り出している。主要史跡の来訪者は急増しており、新たな観光商品も企画された。
寧越郡によると、端宗の流刑地として知られる清泠浦と、陵墓の荘陵の2026年の累計観光客数は、今月15日時点で約14万人に達した。2025年の年間実績の半分をすでに上回る水準で、映画人気が観光需要を押し上げた格好だ。
こうした流れを受け、同郡は韓国鉄道公社(KORAIL)と連携し、主要観光地を巡る鉄道旅行商品を発売した。ソウルや大田、釜山などを出発する日帰りツアーで、毎週末に運行される。参加者は忠清北道・堤川駅に集合した後、観光バスで寧越の名所を巡る。
旅行代金はソウル発の場合、往復の鉄道運賃や入場料などを含め、1人当たり5万ウォン台(約5300円台)に設定された。さらに、4月下旬に開かれる端宗文化祭に合わせた特別列車の運行も計画されている。
寧越郡は今後、政府主催の観光博覧会などにも参加し、地域の歴史・文化資源のPRを強化する方針だ。担当者は、全国からの観光客誘致につなげたいとしており、映画をきっかけにした地域振興の動きが本格化している。
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