
韓国のプラント専門企業「斗山エナビリティ」は11月4日、韓国初の商業用原子力発電所である古里原発1号機の解体工事に関する契約を、韓国水力原子力(韓水原)と締結した。
メガ・ニュース(MEGA News)のリュ・ウンジュ記者の取材によると、今回の事業は、2025年6月に古里1号機の解体最終計画が承認された後、初めて実施される解体工事であり、国内原発解体の第一段階を開く象徴的なプロジェクトだ。古里原発1号機は1978年に韓国初の商業用原発として稼働を開始し、2017年に永久停止されてから約8年ぶりに本格的な解体作業に着手する。
斗山エナビリティがコンソーシアムの主幹社として、HJ重工業、韓電KPSとともに2028年までこの工事を遂行する。放射線被ばくのない非管理区域の設備解体工事を通じて、タービンや配管などの二次系統設備を順次撤去する。
斗山エナビリティのキム・ジョンドゥ社長は「国内原発初の解体事業である古里1号機の第一段階を斗山エナビリティが担うことになり、非常に意義深く感じている。数十年にわたり蓄積してきた技術力と経験をもとに、工事を成功裏に遂行するため最善を尽くす」と述べた。
斗山エナビリティは今回の受注を通じて、今後継続的に拡大が見込まれる世界の原発解体市場での立場を強化する。国際原子力機関(IAEA)によると、世界で永久停止された原発は現在214基。2050年までに588基に増加すると予想されている。
(c)KOREA WAVE

