2024 年 12月 31日 (火)
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韓国政府「最新テクノロジーの新たな料理開発」支援

京畿道で開かれた「ロボワールド2022」で披露されたチキン調理ロボット(c)NEWSIS

韓国政府は今後、食品産業のブルーオーシャン(競合他社のない新しい市場)を切り開くため「フードテック」(最新のテクノロジーで新たな食品・調理法を開発する技術)の集中支援に乗り出す。

フードテックは、食品の生産・流通・消費全般に人工知能(AI)、モノのインターネット(IoT)、バイオなど先端技術を絡ませた新産業。植物性の代替食品や、食品3Dプリンティング、オンライン流通プラットフォーム、無人注文機(キオスク)、配達・サービング・調理ロボットなどがその代表例だ。

農業分野の民間シンクタンク「GS&J」の調査によると、2020年のグローバルのフードテック市場規模は5542億ドル(約760兆円)に達する。韓国市場も61兆ウォン(約6兆3510億円)規模と推算される。2017~20年は毎年30%を超える高成長を続けており、韓国の農業・食品産業の新たな活路として期待されている。

農林畜産食品省は13日開いた閣僚級会合で「フードテック産業発展」を案件として議論した。

2027年までにフードテックのユニコーン(投資家らの評価が高く、企業価値が10億ドル以上ある未上場の成長企業)企業30社を育成し、輸出20億ドルを達成するという目標を掲げている。1000億ウォン規模のファンドをつくり、民間投資を進める計画だ。

(c)NEWSIS

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