
ソウルワールドカップ競技場が、芝生の老朽化問題を解決し世界水準の複合スタジアムへと生まれ変わる。韓国文化体育観光省は10月14日、英国のウェンブリースタジアムで使用されている特殊マットを導入し、音響・照明設備も強化して「KサッカーとK-POPの聖地」として育成する方針を明らかにした。
チェ・フィヨン(崔輝永)文化体育観光相は同日、国会文化体育観光委員会の国政監査で「上岩ワールドカップ競技場は首都圏で唯一、5万人以上を収容できる大規模空間であるにもかかわらず、芝の状態が悪く十分に活用できていない」と指摘。「そこでウェンブリースタジアムで使用されている特殊マットをリースして導入する」と述べた。
また「ウェンブリーは特殊マットを活用することで、芝を損なうことなくコンサート開催が可能だ。サッカーの聖地であると同時に、BTSやBLACKPINKが公演する“ポップの聖地”でもある。上岩競技場も同じシステムを導入し、サッカーと公演のどちらにも対応できる複合文化空間にしたい」と強調した。
さらに、ソウル市と連携して多目的利用を促進するとし、「音響・照明などの公演インフラを国費で支援し、Kコンテンツを象徴する舞台として早期に整備する」と述べた。
ソウル市との協議も進行中で、同省は「スタジアムをサッカー専用施設にとどめず、コンサートやフェスティバルにも柔軟に対応できる国際的な文化拠点として活用する具体的な計画を検討している」としている。
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