2024 年 12月 26日 (木)
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韓国政府、EUとデジタル協力拡大へ

(c)KOREA WAVE

韓国科学技術情報通信省は27日、第2回韓―EUデジタルパートナーシップ協議会をブリュッセルのEU本部で開き、デジタル権利、国際標準化協力などに対する今後の協力案について話し合ったと明らかにした。

分野別の主要協力事項として、半導体分野では韓国とEUは脳型(ニューロモルフィック)コンピューティングと異種集積技術分野をテーマに3年間で計1200万ユーロ(約20億円)規模の共同研究を推進することで合意した。今年下半期から研究を開始する予定だ。

Beyond5Gと6G分野ではAIを活用した無線伝送性能の向上、無線ネットワーク自動化や効率化などに対する共同研究に3年間で計500万ユーロ(約8億円)規模の共同研究を推進することに合意し、2024年末に課題を開始する。

また、6Gに対する共通のビジョンに基づき、標準化での協力を増やす。

量子技術分野では研究開発協力を模索し、今年6月に韓国で開催される国際協力会議「クォンタムコリア2024」など、両者が開催する量子ネットワーキング行事に参加することにした。

AI分野では、AIの信頼性と革新を保障するために、国際的な約束と双方の法制度体系を共に考慮し、共同の政策的アプローチを発展させていくことができるようにした韓―EU間の意思コミュニケーションチャンネルが重要であるとの認識で一致。グローバル人工知能ガバナンスの確立のために、韓国が主催する次期「AI安全サミット」とAIグローバルフォーラムについて意見交換を続けることにした。

サイバーセキュリティー分野では情報共有や研究などの分野で交流を強化していくことにし、韓―EU間の定期的な実務交流チャンネルである「サイバー対話(Cyber Dialogue)」を推進することにした。

デジタルプラットフォーム分野においては、各自のプラットフォーム経済関連制度、その他のイニシアチブに対する交流を深めることとした。

イ・ジョンホ科学技術情報通信相は、国際社会が共に追求していく模範的未来像として「デジタル共同繁栄社会」を作っていくための自由、公正、安全、革新、連帯など5大基本原則を規定した韓国の「デジタル権利章典」をEU側と共有した。

イ・ジョンホ氏は「韓国のホライズン・欧州(EUの研究開発支援枠組み)準加盟国加入交渉が妥結し、韓―EU間の発展的変化をもたらす新たな協力が始まっただけに、デジタルパートナーシップを通じたデジタル協力もまたいっそう加速化するだろう」と話した。

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