2024 年 12月 5日 (木)
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韓国政府、風邪薬と鎮痛剤の「買い占め」「売り惜しみ」取り締まり強化

ソウル市鍾路区の薬局密集地域(c)NEWSIS

韓国政府が医薬品の需給が不安定な状態にあると判断し、風邪薬の「Sudafed」錠などの買い占めや売り惜しみに対する取り締まりを強化する。

保健福祉省は食品医薬品安全処、関連機関・団体などと1日、大韓薬剤師会館で「第7回需給不安定医薬品対応民官実務協議」を開催したと発表した。

会議では医薬品の需給状況を点検し、流通不均衡と流通かく乱行為に対する改善案、不足医薬品を処方する時の協力必要事項などを議論した。同省は需給が不安定な医薬品に対する生産督励と迅速な薬価適正化などを通じ、供給の安定化を図る。

特にSudafed錠やSetopen懸濁液(解熱鎮痛剤)などについて薬局・医療機関などによる買い占め、売り惜しみを積極的に取り締まる。

今月末には二つの薬の総需給量が上位の薬局のうち、購入量に対する使用量が低調な薬局をモニタリング対象に指定し、年末まで使用量が一定水準以下にとどまる場合、行政処分、刑事告発などの制裁措置を発動する。これを通じて過剰在庫の合理的な返品を誘導する計画だ。関連団体の意見を取りまとめて今月初めに具体案を確定した後、該当協会などを通じて公式発表する。

同省はまた、流通過程で特定医薬品に対する不正確な品切れ情報が非公式に拡散し、薬局が競って購入して不必要な品切れが発生することもあり、関連協会に注意を喚起した。これと関連した処罰の可能性も模索し、必要に応じて制度の改善も検討する予定だ。

(c)MONEYTODAY

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