2024 年 11月 28日 (木)
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韓国政府、全国主要道路網の自動運転マップ作成へ

ライドフラックスがジェネシスGV80に実装した無人自動運転車(c)KOREA WAVE

韓国国土交通省や韓国道路公社が、各地に自動運転車をさらに積極的に導入し、安全に運行できるよう、全国主要道路網の自動運転難易度を評価した地図の作成を急いでいる。

韓国では自動運転技術の実証のため、臨時運行許可を取得した車両が6月で440台を超え、来年3月から性能認証制を通じてレベル4自動運転車の企業間取引が可能になるなど、自動運転車の普及が拡大すると予想されるためだ。

国土交通省は昨年、全国国道区間評価を完了し、今年は地方道の評価を進めている。

自動運転地図は道路の構造、交通の流れ、トンネル・橋梁の有無、交差点タイプなど自動運転技術と関連した主要要素を基準に、類似した道路区間を類型化している。類型別代表区間で模擬走行と実際走行を経て自動運転が安定的に可能な程度を評価して示す。

国土交通省によると、昨年末に評価を完了した国道の場合、133のタイプに区分し、タイプ別代表区間の計2950km(国道全体の約21%)で模擬走行と実際の走行を経て評価した。

模擬走行段階では、一般的な走行状況だけでなく▽夜間▽霧▽濡れた路面状態▽前方で事故発生――などの特殊状況を含むさまざまな走行シナリオを設定。該当区間で自動運転機能が解除されるかどうかや、信号未認識や非正常走行など自動運転の安全性が低下するかどうかも確認する。

国土交通省は今後、自動運転政策を画期的に転換する土台になると期待する。

国土交通省のパク・ジンホ自動運転政策課長は「最近、初の無人自動運転車の臨時運行許可が発給されるなど、自動運転技術は発展している。しかし、道路環境によって自動運転技術の難易度が異なり、自動運転車の運行区域を細かく設定する必要がある。今回、自動運転技術の実現と関連した道路環境についての客観的な資料が用意されることになった。これを活用して自動運転車が安全性を検証しながら広まり、自動運転の商用化も早まるようにしたい」と話している。

(c)KOREA WAVE

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