韓国政府が税収不足の影響で今年上半期だけで韓国銀行から91兆ウォン(1ウォン=約0.11円)以上を借り入れていたことが、韓国銀行の「対政府一時貸出金・利子額内訳」資料でわかった。
それによると、今年上半期(1~6月)に政府が韓銀から「対政府一時貸出」制度を通じて借りた貸出総額は91兆6000億ウォン。そのうち71兆7000億ウォンは返済したが、19兆9000億ウォンは未返済の状態だ。
上半期の累積貸出総額は関連統計を確認できる2011年以後で最も多く、新型コロナウイルス感染大流行時期である2020年上半期(73兆3000億ウォン)よりも多い。
累積融資額による利子額は、第1四半期は638億ウォン、第2四半期は653億ウォンで、計1291億ウォンに上るものと見られる。今年上半期の利子規模も過去最大規模だ。
韓国銀行の対政府一時融資制度は、政府が歳入と歳出間の時差によって発生する一時的な資金不足を埋めるために活用する手段だ。
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