2025 年 1月 5日 (日)
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韓国捜査当局、尹大統領の逮捕状執行に向け出発…官邸周辺に警察2800人配置

果川市政府庁舎にある高位公職者犯罪捜査処(c)news1

韓国・高位公職者犯罪捜査処(公捜処)は3日午前、ユン・ソンニョル(尹錫悦)大統領の逮捕状を執行するため、京畿道果川市の政府果川庁舎を出発した。歴代憲政史上、現職大統領に対する逮捕状発布・執行は初めての事例となる。

公捜処は午前6時14分ごろ、車両5台で果川庁舎を出発。前日には警察と協力して逮捕部隊の投入経路を策定し、執行に関する詳細な計画を立てたとされる。

逮捕状はソウル市龍山区漢南洞にある大統領官邸で執行される見込みで、公捜処は警察と協力して準備を進めている。午前5時40分時点で、官邸周辺には逮捕に反対する保守団体の会員約500人が集結しており、警察は46個中隊、少なくとも2800人を配置して警備体制を敷いている。

逮捕後の取り調べに備え、公捜処は主任検事としてイ・デファン副部長検事とチャ・ジョンヒョン副部長検事を選定している。

この逮捕状は、ユン大統領が昨年12月18日、25日、29日の3回にわたる出頭要求に応じなかったことを理由として、公捜処が申請したもの。逮捕状は12月30日に請求され、翌日に裁判所が逮捕・捜索令状を発布した。

一方、大統領側は公捜処の逮捕・捜索令状が違法であると主張しており、執行過程で大統領警護処やユン大統領の支持者らと公捜処との間で衝突が起きる可能性も指摘されている。

(c)news1

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