
韓国大田市内の居酒屋で8月16日夜、来店した男性客に店員が身分証の提示を求めたところ、男が激昂し、暴行と殺害脅迫を加える事件が起きた。JTBC「事件班長」は、被害者の通報写真と防犯カメラ映像を公開した。
問題の男は男女3人で来店し、身分証未所持のため母親とのビデオ通話で年齢確認を済ませた後、入店が許可された。当初は礼を述べていたが、直後に態度を急変。「ヤクザだ」「仲間の前で恥をかかされた」と憤り、被害者に「タイマンを張ろう」と詰め寄った。
店主が警察に連絡するため席を外すと、男は被害者に暴行。顔を殴られた被害者は階段下に突き飛ばされ、歯が折れ顎にアザを負った。警察到着後も男は「刺し殺す」「1億ウォン払って殺す」などと発言。さらに「精神病があるからすぐ釈放される」と豪語した。
警察によると、男が暴力団関係者かどうかは確認されていない。取り調べ中も罵声を浴びせたためその場での聴取は困難と判断され、一旦帰宅を命じられた。被害者は暴行と傷害の容疑で告訴した。
韓国では未成年者への酒類提供を防ぐため、飲食店での身分証確認が義務付けられている。
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