
米航空宇宙局(NASA)の有人月探査計画に搭載され打ち上げられた韓国の小型衛星「K-RadCube」について、地上との通信が途絶え、生存の可能性が極めて低くなっていることが分かった。
韓国宇宙航空庁は4日、「衛星の生存を前提に交信を継続して試みたが、信号は確認できなかった」と発表した。
同衛星は今月2日、米フロリダ州のケネディ宇宙センターから打ち上げられ、高度約4万キロで地球高軌道に投入された。その後、チリ、ハワイ、スペイン、シンガポールの地上局ネットワークを通じて通信が試みられた。
初期段階では一部区間で微弱な信号が受信され、約6万8000キロの距離からの通信にも成功したが、観測データなど正常な交信には至らなかった。その後は信号が完全に途絶えた状態が続いている。
K-RadCubeは、近地点を上昇させる軌道制御を進める計画だったが、この任務の成功は確認されていない。軌道修正が実施されていない場合、衛星は地球の大気圏に再突入し、消滅した可能性が高いとみられる。
運用機関は同日まで通信を続けたが、最終的に信号を捉えることはできなかった。今回の結果は、韓国の小型衛星技術にとって重要な検証機会であっただけに、今後の原因分析と技術改善が課題となる。
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