韓国のコメディアンで女優のイ・ギョンシル(57)が最近、ラジオ番組で俳優イ・ジェフン(39、男性)に語った冗談が「セクハラではないか」と指摘する声が上がり、議論を呼んでいる。ネチズン(ネット市民)の間では「一線を越えた発言」「問題になるほどではない」と意見が割れている。
発言は今月17日、SBSラジオの生放送で飛び出した。イ・ギョンシルはスペシャルDJとして、イ・ジェフンはドラマ宣伝のため、それぞれ出演した。
その際、イ・ギョンシルは、イ・ジェフンが上半身裸になったドラマの写真を見ながら「胸と胸の間に谷間があるのが見える。谷間に水を流して、下から飲もうじゃないか。それはまさに薬水」と語った。
この発言は多くのオンラインコミュニティーに広がり、非難を浴びた。ネチズンたちは「男女問わず、非常に驚くようなセクハラ」「信じられないレベルの発言」「今がどんな時代なのか。感受性がアップデートできていない」などと書き込んだ。
一方で「問題にならない」という反応もある。特に女性中心のコミュニティーでは「なぜ大騒ぎするのか」「イ・ジェフンも笑い飛ばしそうだね」「女性の胸と男性の胸が同じなのか」などと擁護するコメントがあった。
この発言について、延世(ヨンセ)大学の学生が今月19日、通信媒体利用わいせつ容疑でイ・ギョンシルを警察に告発した。告発状では「男性MC(進行者)が女性ゲストを相手に同じ趣旨の発言をしたら、男性MCは一生、性犯罪者というレッテルを貼られるだろう」と主張している。
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