韓国の疾病管理庁国立保健研究院はこのほど、満15~49歳女性の2021年の避妊実践率は81.5%だったと発表した。「常に避妊する」と答えたのは53.4%だった。ただ、失敗する確率が低い「現代的避妊法」の実践率は47.3%に過ぎなかった。
現代的避妊法とは▽コンドーム▽経口避妊薬▽事後避妊薬▽子宮内避妊器具(IUD)▽卵管・精管手術――などが該当する。
世界的にみると、現代的避妊の実践率は77%で、東アジアや東南アジアは87%に達する。オーストラリア・ニュージーランド(85%)、ラテン米国・カリビアン(83%)、欧州・北米(80%)も8割を超えていた。
韓国の女性が用いる避妊法では、男性のコンドーム着用が最も高く、月経周期法、性交中断法が続いた。後者の二つは現代的な避妊法と言えないとされている。
今回の研究を主導した中原(チュンウォン)大学保健行政学科のチョン・ヒラン教授は「性交中断法は避妊法と言えないほど失敗の確率が高い。月経周期法も25%は失敗する。包括的な性教育が必要であることを示している」と述べた。
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