2025 年 10月 20日 (月)
ホーム社会韓国女子バレーボールの女帝キム・ヨンギョン、現役引退

韓国女子バレーボールの女帝キム・ヨンギョン、現役引退

10月18日、引退式でファンに挨拶するキム・ヨンギョン(c)news1

「バレー女帝」と呼ばれた韓国女子バレーボールの象徴、キム・ヨンギョン(37)=興国生命ピンクスパイダーズ=が10月18日、現役を引退した。仁川市三山ワールド体育館で開催された2025-26シーズンVリーグ女子部・興国生命対正官庄の開幕戦後に引退式が催され、約20年に及ぶ現役生活に幕を下ろした。

キム・ヨンギョンは2024-25シーズン、興国生命をリーグ・チャンピオン決定戦ともに制する「統合優勝」へと導き、シーズン途中で引退を表明。最後のシーズンでは「引退ツアー」を開催、最終戦で最優秀選手(MVP)にも輝いた。

チームの優勝で現役生活を締めくくったキム・ヨンギョンのため、この日の開幕戦後に特別な時間が設けられた。会場の随所には「永遠の10番」「ありがとう、ヨンギョン」などの横断幕が掲げられ、ファンの多くが涙を見せた。興国生命はこの試合を3-1で勝利した。

引退式ではまず、キム・ヨンギョンが設立した「KYKファウンデーション」からユース世代支援のための寄付金が贈られた。球団からは優勝記念リング、特製フィギュア、直筆サイン入りユニフォームが渡され、これまでキム・ヨンギョンを指導した恩師のキム・ヒョンシル監督らが花束を手渡した。

マイクを握ったキム・ヨンギョンは「私のバレー人生は本当に長い旅だった。国内リーグ、海外、そして代表チームで多くの素晴らしい人たちに出会い、助けられ、ここまで来ることができた」と振り返った。

(c)news1

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