2026 年 4月 13日 (月)
ホーム社会韓国失業率、OECDで31位→20位に急上昇…12月は女性失業が急増

韓国失業率、OECDで31位→20位に急上昇…12月は女性失業が急増

ソウルの雇用福祉センター

経済協力開発機構(OECD)加盟34カ国のうち最下位圏にとどまっていた韓国の失業率が、1カ月で中位圏へ急上昇した。上昇幅は加盟国で最大だった。政府は、冬季の寒波で高齢者向けの公共就労が中断した影響による一時的な上振れで、今後は低下するとの見方を示した。

OECDが公表した2月の月次失業率統計によると、2025年12月の韓国の(15歳以上)失業率は4.0%で、前月(2.7%)から1.3ポイント上がった。失業者数は118万9000人で、前月(79万6000人)より39万3000人(49.3%)増えた。失業者は2025年9月から11月にかけて70万人台で推移していたが、12月に入って急増した。OECDは国際比較のため、各国の季節調整値を用いて集計している。

25歳以上の失業率でも順位が大きく変わった。2025年11月の韓国の25歳以上失業率は2.6%で、加盟34カ国のうち31番目に低かったが、12月は3.9%に上昇し、20番目に低い水準となった。15歳以上の総失業率でも、2025年11月は2.7%で日本(2.6%)とともに下位に位置し33位だったが、12月は4.0%に上がり27位へ浮上した。

OECDは、韓国はコロンビアと並んで失業率の上昇幅が最も大きかったと指摘し、25歳以上女性の失業率が4.6%となって2021年1月以来の高水準に達したことが影響したと分析した。

国内統計でも女性の悪化が目立つ。韓国の国家統計ポータル(KOSIS)によると、2025年12月の女性失業率は5.1%で、前月(2.0%)から3.1ポイント上昇した。女性の失業者は66万3000人と前月(27万人)の2.45倍に増え、男性(55万4000人)を上回った。政府は、寒波で高齢者向け就労が止まり、60歳以上の女性失業者が急増したことが主因だとみている。

実際、2025年12月の60歳以上女性の失業者は37万4000人で、前月(3万人)から34万4000人増加。60歳以上女性の失業率は12.0%と、前月(0.9%)から11.1ポイント跳ね上がった。同期間の60歳以上男性の失業率も5.4%と、前月(1.5%)から3.9ポイント上がった。

若年層も押し上げ要因となった。OECD基準(15~24歳)の青年失業率は2025年12月に6.1%となり、前月(4.8%)から1.3ポイント上昇。失業者は7万1000人で、前月(5万6000人)より1万5000人増えた。国内の15~29歳でも失業者は22万9000人と前月から2万8000人増え、失業率は6.3%(前月4.9%)だった。

国家統計を担当する関係者は、高齢者向け就労の再開などが進めば失業率はある程度下がるとの見通しを示している。

(c)news1

RELATED ARTICLES

Most Popular