2025 年 6月 4日 (水)
ホーム政治韓国大統領選・有権者の86.8%「必ず投票する」…「人物重視」が「公約」を上回る

韓国大統領選・有権者の86.8%「必ず投票する」…「人物重視」が「公約」を上回る

事前投票所で模擬体験=共同取材(c)news1

韓国大統領選挙の投票日が迫るなか、有権者の86.8%が「必ず投票する」と回答し、前回大統領選に比べ投票への意欲が高まっていることが分かった。特に高齢層の積極的な投票意欲が顕著だった一方、若年層では依然としてやや消極的な傾向がみられた。

中央選挙管理委員会が28日に発表した「大統領選挙に関する有権者意識調査」によると、調査対象者の92.2%が今回の選挙に「関心がある」と答え、86.8%が「必ず投票する」と回答した。これは前回大統領選の投票意欲(83.0%)に比べ3.8ポイントの上昇だ。

調査は今月15日の第1次調査(91.9%)よりわずかに増加した結果となった。

投票意欲は年齢層によって大きな差があり、70歳以上では91.2%、60代では90.1%と高かった。一方、20代(18~29歳)は77.0%と最も低く、30代も81.5%と全体平均を下回った。

また、投票意欲があると答えた有権者のうち、事前投票(5月30~31日)をするとした回答は38.6%で、前回大統領選(27.4%)を大きく上回った。ただし、2024年総選挙の事前投票率(41.4%)よりは若干低下した。

年代別では、40代が48.6%で最も高く、30代(40.5%)、50代(42.5%)が続いた。60代(30.1%)、70代以上(24.3%)の高齢層はやや低かった。

候補者選びの基準については、「人物(能力・経歴)」を重視するとの回答が31.8%で最多となった。「政策・公約」を重視する回答は26.9%、「道徳性」は24.9%だった。これにより、有権者が候補者のイメージや実績を政策よりも優先する傾向がうかがえる。

(c)news1

RELATED ARTICLES

Most Popular