2025 年 4月 16日 (水)
ホーム政治韓国大統領選まで50日、各陣営の構図固まる…進歩系「李在明氏中心4人」、保守系「1強3中」体制へ

韓国大統領選まで50日、各陣営の構図固まる…進歩系「李在明氏中心4人」、保守系「1強3中」体制へ

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韓国大統領選挙まで50日となった14日、進歩・保守両陣営の候補者構図が固まりつつある。

進歩系では、共に民主党のイ・ジェミョン(李在明)前代表が圧倒的な支持率を背景に有力候補とされており、同陣営の選挙戦は4人による争いとなる見込みだ。これにはイ・ジェミョン氏のほか、キム・ドンヨン(金東兗)京畿道知事、キム・ドゥグァン(金斗官)前議員、そして13日に出馬を表明したキム・ギョンス(金慶洙)前慶尚南道知事が含まれる。キム・ブギョム(金富謙)前首相とパク・ヨンジン(朴用鎮)前議員は出馬を断念した。

進歩系では、イ・ジェミョン氏に有利な「国民参加予備選」が採用される可能性が高く、結果が覆る展開は見込まれていない。ただ、この新ルールに反発するキム知事やキム前議員が予備選参加を拒否する可能性もあり、その場合、選挙戦の盛り上がりに欠けるほか、「反イ・ジェミョン」感情が一層強まるとの懸念も出ている。

また、国会で12議席を持つ「祖国革新党」は独自候補を擁立しない方針を決めており、大きな変動がなければ進歩系の統一候補はイ・ジェミョン氏になる可能性が高い。

一方、保守系ではキム・ムンス(金文洙)雇用労働相が支持率1位を維持しているが、突出した存在とはなっておらず、予備選は接戦が予想される。キム・ムンス氏に続き、ホン・ジュンピョ(洪準杓)大邱市長、ハン・ドンフン(韓東勳)前国民の力代表が追う展開となっている。

ただし、ユ・スンミン(劉承旼)前議員とオ・セフン(呉世勲)ソウル市長が出馬を取りやめたことで、情勢に変化が生じた。中道色の強い2人の支持層が、これまで支持率が劣勢だったアン・チョルス(安哲秀)議員に流れる可能性が高まり、「1強3中」の構図が形成されつつある。

さらに、11日に出馬を表明したナ・ギョンウォン(羅卿瑗)議員も支持を伸ばしている。

国民の力の予備選は3段階で実施され、まずは世論調査によって候補者を4人に絞る1次選が注目されている。続く2次・3次選は、有権者投票50%と世論調査50%で構成され、進歩系に比べ支持率に大きな差がないため、激戦が予想される。

なお、国民の力の予備選に参加しないが、出馬を表明したイ・ジュンソク(李俊錫)改革新党議員も保守系候補の一人として注目される。同氏は40代唯一の有力候補であり、主要政党所属候補としては最年少となる見込みだ。

世論調査会社「韓国社会世論研究所(KSOI)」がCBSノーカットニュースの依頼で全国の18歳以上の男女1002人を対象に11日から12日にかけて行った調査によると、次期大統領の当選可能性については、イ・ジェミョン氏が53.0%で過半数を獲得。以下、キム・ムンス氏13.1%、ハン・ドンフン氏8.9%、ホン・ジュンピョ氏5.6%と続いた。

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