2024 年 7月 1日 (月)
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韓国大統領選、全羅道で激しさを増す与野党の勢力争い

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韓国大統領選の本格的な選挙運動開始(15日)を控え、与党「共に民主党」と保守系野党「国民の力」の両党が全羅道(チョルラド)で支持をつかむため、し烈な勢力争いを繰り広げている。

光州(クァンジュ)や全羅南道(チョルラナムド)の政界関係者によると、「共に民主党」候補のイ・ジェミョン(李在明)氏の“救援投手”として登場したイ・ナギョン(李洛淵)総括選挙対策委員長が12日、「麗水国家産業団地」の麗川NCC工場爆発事故の犠牲者の葬儀場を訪れ、本格的な支持基盤の確保に乗り出した。

イ委員長は遺族に直接、慰労と謝罪を伝え、「重大災害処罰法施行と関連して死角や弱点があれば補完しなければならない」「できることをすべて処理する」と強調した。

12日、工場爆発事故の犠牲者遺族らに言葉をかけるイ委員長©NEWSIS

イ委員長は今月15日、光州市の旧道庁前で開かれる光州全南選対委の出陣式への参加を手始めに、公式選挙運動がスタートすれば、地域を回りながら本格的な遊説をする。

民主党は光州で、保守系野党「国民の力」候補のユン・ソンヨル(尹錫悦)氏による「積弊清算」「政治報復」発言に対し、連日、集中砲火を浴びせている。民主党所属の光州市議員は11日、光州市議会で記者会見し、「“尹妄言”はムン・ジェイン(文在寅)大統領を捜査するという宣戦布告だ」として候補を辞退するよう求めた。

12日、全羅南道麗水のEXPO駅前で演説するユン氏©NEWSIS

一方、ユン氏は12日、「ヨルジョンヨルチャ(熱情列車)」に乗り込んで全羅道で支持を訴えた。

ユン氏は同日、全羅北道に続き全羅南道順天(スンチョン)駅に到着し、全羅南道地域の8大公約を発表。そのうえで「湖南が豊かに暮らすこと、それは大韓民国が豊かに暮らすことだ」「誰が、より真摯に湖南人と大韓民国のことを考えているのか判断してほしい」と訴えた。

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