韓国の公務員150人余りが6日午後、ソウル市龍山区(ヨンサング)の大統領室前にある戦争記念館で集会を開き、待遇改善を訴えた。
ソウル全域に猛暑警報が発令される中、公務員たちは「10年目の公務員の実受領額250万3580ウォン(約26万8000円)」などと書かれた黒い服を着て抗議。スプーンで鍋をたたきながら行進し「生活賃金を保障せよ」と声を上げた。
全国公務員労働組合青年委員長のキム・ヨンウンは「崩れていく公職社会をよみがえらせるには公務員賃金の引き上げが第一。自負心、使命感、行政サービス全てが正当な報酬と賃金引き上げがあってこそ可能だ」と訴えた。
公務員労組によると、在職期間5年未満の退職者は昨年1万3500人を超えた。最低賃金引き上げ率は2018年から毎年平均6.3%上がったが、公務員報酬引き上げ率は年平均1.9%にとどまっており、4年目の公務員の実受領額は194万8970ウォン(約20万9000円)だという。
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