韓国のロボットプラットフォーム専門企業「レインボーロボティクス(RAINBOW ROBOTICS)」の四足歩行ロボットが今月初め、現代ロテムを通じて龍山(ヨンサン)大統領室に納入された。うまくいけば警備ロボットとして活躍することになる見通しだ。
四足歩行ロボットは、人が接近しにくい狭い空間も低い姿勢で歩くことができ、機能を追加すれば地雷探知のような危険物の探索や無人パトロールなどを効率的に遂行できる。
レインボーロボティクスは韓国初の二足歩行ロボット「ヒューボ」を開発したオ・ジュンホ韓国科学技術院教授のチームが2011年に創業した。四足歩行ロボットだけでなく、ロボットアームの技術もオーダーメードで開発して供給。サムスン電子が今年1月と3月に合計で持ち分14.99%の株を計868億ウォン(約95億円)で買い入れ、注目された。
業界関係者は「大統領警護処で警護・警備を最新化するため、国産の四足歩行ロボット導入の実証作業を進めていると理解している」と話した。一方、警護処関係者は「先端装備を試験運用しているが、メーカーや装備は明らかにできない」としている。
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